看護師の中で心理学に興味を持つ人が以外に多い。
このブログでも実のところ「マズローと認知行動療法」についての閲覧件数が、かなり高い。
看護の中でマズローはかなりポピュラーな心理学者である。学生の頃どこかで習っているであろう欲求段階説。
しかしマズローが認知行動療法の実践で生かされることはこれまでなかったように思う。
看護師が心理学を学ぶということ、看護師が心理学を看護に活かすということ、それは人間の心身を扱う職業であるので至極当たり前のことである。
以前コンビニでアルバイトをしたことがあるが、コンビニの店長でも商品の陳列の方法について心理学を応用させていたことを覚えている。
我々看護師は患者に役立つとなればどんなことでも取り入れる、サッカーで言えば泥臭いシュートを決めるレスターの岡崎慎司選手のようだ。どんなボールでも追いかけていく。それが看護師気質というものだ。一方で、我々看護師は少々飽きっぽい性質を持つ。看護雑誌や書籍を頼りに新しいものを取り入れようと努力をすることで、ちょっと前に知ったことややっていたことはやらずに、本なんかは病棟の棚の奥の方に追いやられる光景をよく見かけるものだ。まるでドラえもんが四次元ポケットから近未来の道具を出すような感覚である。
1つのことにChallengeし続けることと飽きっぽくコロコロやることを変えることは似てるようで、違う。
心理学を看護に取り入れて患者さんの生活を良くしていきたい。
そういった気持ち、看護師であれば1度くらい感じたことはあるのではないか。
それを純粋に追いかけた看護師たちが一つのグループを新たに設立した。
それが一般社団法人看護のための認知行動療法研究会である。
その研究会が2017年2月に設立会を開催する。
認知行動療法を取り入れた看護というものを追求するのか。
看護師が認知行動療法を行うことを追求するのか。
認知行動療法っぽいことをやった人がたまたま看護師だったというなんちゃってを追求するのか。
技法名を挙げて、たまたまそれが効いたようにみえたのでそれをお披露目する会にするのか。
日本中の看護師が困った状況をサポートできるような集まりにするのか。
実践者を増やすことにこだわるのか。クオリティの維持・向上にこだわるのか。
この研究会がどの方向を向いているのかは皆目見当がつかない。
ただ、設立会は楽しそうなので、案内文を引用させてもらいながら、最後に紹介したいと思う。
◇ホームページより引用◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2011 年より任意団体として活動を続けてまいりました看護のための認知行動療法研究会は、2016 年 10 月 3 日をもちまして 一般社団法人看護のための認知行動療法研究会として、新たにスタートを切ることとなりました。つきましては、会員の皆様、これ までご支援を賜りました皆様へ、新団体設立のご報告と今後の更なるご厚誼をお願いして下記の通り設立会を開催したく存じます。 皆様にはご多忙中とは存じますが、何卒ご出席いただけますようお願い申し上げます 。
日時:2017年 2 月 12 日(日)13:00~16:00
場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎 134 室
《プログラム》
Ⅰ.一般社団法人看護のための認知行動療法研究会設立のご挨拶
Ⅱ.講 演:「看護師の認知行動療法の動向と展望」 岡田 佳詠 筑波大学医学医療系
Ⅲ.特別講演:「不安症への認知行動療法の効果~平成 28 年度診療報酬改定へのエビデンスの集積および看護への活用」 吉永 尚紀 宮崎大学テニュアトラック推進機構(看護学系)
Ⅳ.懇親会 :17:00~19:30
トラットリア ラ・クローチェ 参加費約 4,000 円(当日お支払いください。)
参加費:当研究会会員 無料 ・ 非会員 3,000 円(参加申し込み後、ホームページに記載の銀行口座へお振込みください。)
申し込み方法: 当研究会ホームページの「研修お申込み」からお申し込みください。
お申し込み先: 一般社団法人看護のための認知行動療法研究会ホームページ http://www.cbtns.com/contact/index.php
お問い合わせ先:一般社団法人看護のための認知行動療法研究会 岡田 佳詠 info@cbtns.com
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