【みんなで患者さんのことを一生懸命考えるということ】
実践報告で60分間時間をもらいうつ病の患者さんのCBTについて話をさせていただく機会をもらった。
でもその時間の半分以上はグループで患者さんについて考えてもらった。
あまりCBTの検討に慣れていないことや検討テーマが曖昧すぎて伝わらなかったせいで十分な時間がとれずに申し訳ないと思った。実際の介入については早口でまくしたててしまった。
ただ患者さんのことを、1つの理論で捉えるという作業は楽しいんだということに気が付いてほしいなと思った。研修の感想で、症例の概念化が印象に残ったという人が2~3人くらいいて一部にその思いが伝わったかと思ったが、まだまだ力不足なんだなぁと思った。
参加者の方でこのブログ見ました、とおっしゃる方が何人かいて声をかけていただき嬉しかった。
研修参加者の方で資料が欲しい人は連絡をしてください。
実践報告の中での看護CBTの課題を提起した。
①記録の仕方がマチマチである。
看護記録は施設の基準があるし平易な文章になる。
患者のワークシートはコピーしてとっておけるが保存の方法がある。
個人のPCへケースサマリーを記載するということについては看護記録との整合性を確認するのが大変だという事態が起こる。
②面接以外の隙間時間にCBT介入を行うことがある。→これをスキマ・スイッチ(SS)と名付けた。
SSは看護師特有でHWの効果を高めたり、HWをしやすい効果が得られると思うが、そういう意味でセラピーの般化がしにくくなるようにも感じる。この般化の技法をもっと確立していくことが看護のCBTに必要かと思った。
ロールプレイでは一人が患者役となり、ファーストセラピスト・secondセラピストという形でカウンセラーを交代していく。このWorkによって色んなセラピーの進め方を体験できて楽しかった。

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