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【重要なお知らせ】ブログの引越しをします

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2016年8月4日木曜日

今なら80万円が無料!厚労省認知行動療法研修事業!

※太字が私の感想です。

講座番号

[CP16-1] 平成28年度うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ(2日間)
→今回はうつ病だけが対象です。強迫症・パニック症・社交不安症の認知行動療法も保険点数内で実施するようになっていますが、こちらに関する研修+スーパービジョンはありません。

目的

うつ病の認知行動療法の普及とうつ病患者への治療の質の向上を図ることを目的として、主にうつ病患者の治療に携わる方を対象にスーパービジョンを中心とした研修を実施いたします。
→海外では通常スーパービジョンは自分の施設で行うということが、通常だそうです。普及していくためには認知行動療法を知っている人が伝えていく必要があり、そのためには自施設だけの努力では限界があります。スーパービジョンを提供してくれるひと(スーパーバイザー)は、この事業では多くが精神科医だと思います。
予想されるスーパーバイザーのリストはこちらをご覧ください。
事前の噂によるとスーパーバイザーが厳しいという意見が聞かれていました。
しかし、この研修事業を受けた6名くらいの方に話を聞いた限り、どのスーパーバイザーともサポーティブであり優しかったと聞いています。なので厳しくはないはずです。

参加要件

最低2年以上の精神医療に従事した経験のある精神医療業務に従事する医師、看護師、保健師、精神保健福祉士、 臨床心理技術者等を対象としたワークショップです。
→昨年までは医師を中心にしていましたが、大野先生のコメントでは看護師・医師を中心に考えているそうです。なので看護師の方の参加をかなり期待されているようですので、ぜひ参加してほしいです。
3日前大野先生が話していたのは、
「看護師にも認知行動療法を実施すると保険点数がつけれるようになった。しかし、その算定基準はかなり厳しいものである。スーパーナースでなければいけないということだ。一方で算定基準にある熟練した医師というのは厚労省に聞くと‘その基準はない’と言われた。多くは2日間のワークショップくらいを受けていれば大丈夫だという解釈らしい」と看護師の認知行動療法についても言及されていた。大野先生は、看護師の認知行動療法の実施にかなり好意的だと受け取った。メールで少しやりとりさせていただく機会があったが、看護師の認知行動療法実施の期待感がメール文面からにじみ出ていて嬉しくなったのを覚えています。
◆初回ワークショップ、年度末のブラッシュアップワークショップの両方に参加し、当研究事業にて、うつ病成人患者に対して個人CBTを実施し、スーパービジョンを受けられる可能性があること
→「なかなかケースが見つからない」など理由をつけてワークショップだけ参加するという人もいます。たしかに単純なうつ病患者さんというのは見つけるのに苦労しますが、なせば成ります。ワークショップだけにとどまらず、スーパービジョンを受けるのが看護師がこの研修事業を受ける最大の意味になります。独学で行っていくだけじゃしのびないけど、この事業だと無料でスーパービジョンを受けながらケースを進めていくことができます。
◆申込時に職場の上司の推薦を得ることができること
※受講決定通知後、推薦者の署名捺印のある推薦状を提出いただきます。なお、ご自身が所属長の場合には推薦状は不要です。
→看護師ではこれがかなり大事だと思います。おそらく看護部長にお伺いをたてると思います。基本的にこの認知行動療法の実施は外来で行うこととなっています(入院患者で行おうとしたら対象患者ではないと事務局に言われました)。外来で認知行動療法を実施するというきっかけになっていく土台作りにもなります。なので、このときにしっかりと看護部長とお話しをされて、認知行動療法を実施するシステムづくりをされるとよいと思います。
◆研修修了者のリスト(氏名、所属、職種)を厚生労働省へ報告し、都道府県の精神保健福祉センター等に送付して、各地域の認知行動療法の普及に活用することに対して同意できること
※受講決定通知後、本人および所属長の同意書を提出していただきます。
→研修事業参加終了すると登録されるそうです。これにどんな意味があるのかは今はわかりません。現在までに恐らく200人近くの人が登録されていると思います。

研修の概要

本研修は以下の内容で構成する予定です。
【1】うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ(2日間)
【2】セッションの録音に基づくスーパービジョン(16セッション)
 ※スーパービジョンは、うつ病成人患者に対して個人CBTを実施できる方に限らせていただきます
 (スーパービジョン受講者が医師以外の場合は主治医の同意書を提出していただきます)。
【3】ブラッシュアップのためのワークショップ(1日間)

研修内容

平成16年度厚生労働科学研究費補助金「精神療法の実施方法と効果に関する研究」および平成22年度から始まった厚生労働科学研究費補助金「精神療法の有効性の確立と普及に関する研究」で作成し有用性を検証した「認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル」と研修マニュアルに準拠したプログラムに沿って、講義及びグループワーク等を 行います。
研修スケジュール(案)は以下のとおりとなります。
[1日目] 13:00-17:30
(1)CBTの全体像の解説(講義)
(2)コミュニケーションスキル、ソクラテス式問答(演習)
(3)行動活性化(講義・演習)
[2日目] 10:00-17:00
(1)認知再構成法(講義・演習)
(2)問題解決技法(講義・演習)
(3)症例の概念化(講義・演習)
(4)終結・再発予防・スーパービジョンの進め方の解説
(5)質疑応答・まとめ
受講料
無料
→大野先生によるとスーパービジョンの費用・ワークショップの費用全て合わせて算定すると、本来1人あたり80万円近くかかるそうです。精神科医を1時間拘束してスーパービジョンを受けるのが16回あり、さらにコアスーパーバイザーといわれるお偉い先生のスーパービジョンを受けるのが2回あります。色々考えるとこのくらいの費用かかるそうです。それを厚労省の事業として無料で受けられる!いまがチャンスです。

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