どのような衝動がやってきても、それを念じることにより駆り立てられてずに受け流すことを練習してまいりましょう。それにより悪い条件付け、悪いカルマを解きほぐし、結び目わほどくことがかないます。そらができるようになるにつれ、機械的に感情的に反応する、誰かに何か言われたら機械的に不快になってしまうという反応パターンや条件付けから自由になってまいります。
「小池龍之介著書 自分を浄化する坐禅入門」より引用
マインドフルネスが出てきてから、坐禅について触れる機会も多くなり、この本を見ていた。
この著者は東京大学教養学部を卒業した住職だそうです。
この本をみて思ったのが、自動思考というものは、パブロフの犬のような反応に過ぎないということ。行動療法でいうとレスポンデント条件付けということ。何年か前に誰かがそう言っているのを聞いたが、この本をみて納得。
ちなみにこの著書では、認知を変えようとしたり、気分を良くするためにということはしない。それが目的ではない。
そしてとりわけ、現れてきたものになんとなく流されたり、反発したりしてはなりません。見守り、念じてつかまえる。そつやって、合気道のように受け流すことにより条件付けの力は弱まり、私たちは少しずつ自由になれるのであります。「小池龍之介著書 自分を浄化する坐禅入門より引用」
認知的反応に対してはアクセプトすることで自由な自分になれるということ。自由になった自分を支えるのが、価値に対してコミットするということなのかもしれない。
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