最近、某先生が認知・行動療法学会の演者についてSNSでこんなことを言っていた。
「僕は昨日運動会に行きました。
まずかけっこをしました。
その後、玉入れをしました。
その後、綱引きをしました。
楽しかったです。
という、小学生の作文レベルにデータが羅列されていて、論になってない。」
実際問題こんな認知行動療法のケース発表が多いので、そればかりに慣れていたせいか、自分もいつの間にかデータをとるという事を怠っているのだなあと気づく。
だってデータとるの難しいし、とろうと思ってもなかなか取れないんだよって。
ただ島宗先生の本を読んでいたら、やっぱりそんなんじゃダメだよなってことを痛感する。
以下、引用。
ジェット機が着陸するときにランディングギアが出遅れたというパイロットならの報告を聞いて、なんとなくここに問題がありそうだからこのネジをしめておこうと勘で済ませる整備士はいません。
血液検査やレントゲン・MRI検査などをせずに、問診だけで内臓摘出手術する医師もいません。
ところが、こと行動に関しては、検査や診断結果の分析をせず、なんとなくとか、誰がこれでうまくいくと言ったからとか、前にうまくいったことがあったからという、経験や勘だけで、解決策を決め実施してしまうことがあります。
【島宗理著・リーダーのための行動分析学、日本実業出版社、p83】
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