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【重要なお知らせ】ブログの引越しをします

視聴者の方から過去のログが探しにくいといったご指摘やスマートフォンでの見にくさ、コンテンツの単調さ、内容の薄さなど色んな問題があり、今回ブログの引越しをさせていただくことになりました。 思えばこのブログも約5年くらい行なっていたんですね。 最初の方は本当に思ったことなんか書...

2014年8月7日木曜日

研修情報:京都行動療法研修会


京都行動療法研修会より研修案内がきました。

24回 京都行動療法研修会
「摂食障害の行動療法」のご案内

摂食障害は「行動」の病です。食事制限、拒食、過食、自己誘発性嘔吐、下剤乱用、全て「行動」の問題です。痩せ願望や肥満恐怖は、程度の差こそあれ、10代以降の女性は当たり前に持っているものですし、体型に自己評価が影響されるのも一般的なことです。そして、重症な摂食障害患者の認知を変化させるほど困難なことはありません。
私が日常的に行っている摂食障害の治療は、「行動」を変化させることに重点が置かれています。当然、問題行動を変化させるアプローチが重要になります。さあ、「行動分析」と「行動療法」の出番です。そして実際にとりかかるには、動機づけ面接の技法も必要です。
 ですが、ちょっと待って下さい。摂食障害の治療は、「摂食行動」を変化させるだけと思っていませんか? 例えば、過食症にエビデンスがある治療法として「対人関係療法」がありますが、そこでは過食について一切取り扱いません。それでも食行動の問題は改善します。これは、どういうことでしょう。乱暴な言い方をすれば、摂食障害は、多くの患者に取って、「生きづらさ」の表現型に過ぎません。中核的な患者は一部です。私達は彼らの行動を分析することで、彼らの問題の本質を「見立て」なければいけませんし、その上で介入のアプローチを考えなければいけません。
今回は、摂食障害について、見立てに必要な知識と、治療におけるマネージメントと行動分析、行動変容のための介入について、症例を交えて、お話する予定です。摂食障害に興味のある方は、ぜひご参加ください。お待ちしております。


「摂食障害の行動療法」
講師: 兵庫医科大学 精神科神経科 山田 恒 先生

日時;平成26104日(土)15時~18
場所:場所:ハートンホテル京都  1F 『宇治・伏見の間』
 京都府京都市中京区東洞院通御池上ル
TEL】 075-222-1300 【FAX075-222-1313

参加費:3,000円    定員:70
参加資格:医師、心理士、教員、看護師、作業療法士、ソーシャルワーカー、大学生、大学院生など、そのほか、医療・対人援助にかかわる方
お申込みは、ご氏名(ふりがな)、ご所属、職種、メールアドレス、電話番号を記入してkyotocbt@yahoo.co.jp にお送りください。

主催:京都行動療法を学ぶ会
事務局:京都認知行動療法カウンセリングルーム内
  telfax075-950-3211  e- mailkyotocbt@yahoo.co.jp
  HPhttp://kyotocbt.web.fc2.com/


看護師は入院での摂食障害患者さんには寄り添う機会が多く、患者さんの問題を観察しやすい立場にいます。摂食障害患者さんの看護として行動変容できるようなケアを行っていく術がみつかるかもしれません。


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