第23回 京都行動療法研修会
「対人援助職のための認知・行動療法」 のご案内
認知とはなんでしょうか?行動とは?ACTとERP,マインドフルネスの使い分けは?そもそも患者さんとのファースト・コンタクトですべきことはどれ?いろいろ勉強すればするほど謎は深まるばかりです。ひょっとすると,あれこれ研修会に出て,書を読み,知識を仕入れることより,現場で患者さんの様子を良く観察し,話を良く聞くことの方が大切なのかもしれない・・・ガイドラインに決められた通りの治療をするだけにして余計なことをしない方が良いのかも。こんな気持になることはありませんか?
講演では,行動療法の背景にある行動の見方と動機づけ面接の中核にある“関わり”についてとりあげます。最初に,死人テストと具体性テストの2つのエクササイズを使い,徹底的に行動でものごとを把握できるようにします。うつ病の患者さんが「眠れないせいで,疲れて何もできません」,親が「息子がやる気になるような薬を下してください」と訴えることを行動で理解できるようになれば満点です。次に,プラセボ対照比較試験が物語る“関わり”の大切さについて紹介します。プラセボの効果は抜群です。プラセボ効果がないと言いきれる病気は骨折ぐらいのものでしょう。そしてプラセボが効くかどうかは治療者がもつ“関わり”の質によって決まります。逆に言えば質が悪ければどんな良い薬を出してもプラセボ以下の結果に終わります。動機づけ面接のワークショップでよく使われる体験的なエクササイズを通じて,正確な相互理
解としての“共感”を理解できるようにする予定です。
最後にGawandeのBetterのベルカーブから臨床家にとっての痛いお話しをいたします。
「対人援助職のための認知・行動療法」
講師:なごやメンタルクリニック 院長 原井 宏明 先生
日時;平成26年6月14日(土)15時~18時
場所:三井ガーデンホテル 2F 『ガーデンホール』
京都市下京区西洞院通四条下ル妙伝寺町707-1
【TEL】075-361-5531 【FAX】075-361-5100
参加費:3,000円 定員:70名
参加資格:医師、心理士、看護師、作業療法士、ソーシャルワーカー、教員、大学生、大学院生など、そのほか、精神障害や看護・介護場面にかかわる方
主催:京都行動療法を学ぶ会
事務局:京都認知行動療法カウンセリングルーム
tel・fax:075-950-3211 e- mail:kyotocbt@yahoo.co.jp
HP:http://kyotocbt.web.fc2.com/
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