京都行動療法研修会より研修の案内がきました。
うつ病の行動活性化療法についてです。認知療法でうまくよくならないときは、行動の問題が大きく関わっていることがあります。看護師では重症のうつ病患者さんを目にすることが多いと思いますが、重症患者に認知再構成をそのまま実施できることは多くなく、うまくいかないことが多いと思います。行動的方略として行動活性化を勉強することで、うつ病患者さんに幅のある看護を提供できるかもしれません。ぜひご検討ください。
第25回 京都行動療法研修会
「うつ病の行動活性化療法」 のご案内
認知行動療法は,うつ病の症状改善や再発予防に有効であることが,多くの臨床研究によって示されてきました.しかし,日々の臨床で活用してみると,確かに認知行動療法が奏功するケースもあるものの,一方で,「不規則な生活パターンがなかなか改善されない」,「自宅療養中はそれなりに安定して過ごせるようになったが,なかなか復職のきっかけがつかめない」,「調子よい時は活動的になってきたが,体調がすぐれないときは,相変わらずゴロゴロした生活になりがち」など,いまいち切れ味が鋭くないと感じることはないでしょうか.
行動活性化療法は,このような停滞しがちなケースのブレークスルーになる技法です.クライエントに習慣化されている回避パターンの悪循環からの脱却をめざし,クライエント本来の前に進もうとする力を取り戻していきます.研修会では,うつ病の病理についての新たな視点をお話ししながら,なぜ今,行動活性化療法のかを理解していただき,行動活性化療法の具体的な進め方について,解説していきたいと思います.
「うつ病の行動活性化療法」
講師:早稲田大学人間科学学術院 教授 鈴木 伸一 先生
日時;平成27年2月21日(土)15時~18時
場所:三井ガーデンホテル 2F 『ガーデンホール』
京都市下京区西洞院通四条下ル妙伝寺町707-1
【TEL】075-361-5531 【FAX】075-361-5100
参加費:3,000円 定員:70名
参加資格:医師、心理士、看護師、作業療法士、ソーシャルワーカー、教員、大学生、大学院生など、そのほか、精神障害や看護・介護場面にかかわる方
主催:京都行動療法を学ぶ会
0 件のコメント:
コメントを投稿